ブログ ブログ

眼内レンズダイレクト摘出術の論文がアクセプトされました。

新規開発された把持鑷子を用いた眼内レンズダイレクト摘出術の論文がアクセプトされました。

眼内レンズ摘出専用鑷子(レンズグラバー)を開発した。眼内レンズを一塊としてワンアクションで、極小切開創から短時間、超低侵襲で摘出できる鑷子である。1回の動作で小さな切開からIOLを把持して除去できるため、従来の方法と比較して眼内操作が大幅に減少する。2.2 mmの角膜切開によるIOL除去が約95秒で完了し、切開の拡大は最小限(約0.16 mm)で、角膜内皮細胞の減少は非常に僅かであった。

術者として、眼内レンズを摘出する操作は非常にストレスで、眼ダメージも大きくなりやすいものであったが、これの開発により、手術が非常に安全かつ施行しやすくなったことが評価され、論文になりました。
この手技は2023ASCRSにおいて部門一位の賞を受賞したことで国際的にも話題となっています。

Direct Intraocular Lens Extraction Using a Newly Developed Lens-Grabbing Forceps
J. Clin. Med. 2024, 13(10), 2938
Santaro Noguchi, Shunsuke Nakakura, Hitoshi Tabuchi and Asuka Noguchi

●その他の業績はこちらをご覧ください。
●論文はこちらをご覧ください。(外部サイトに移動します。)