🎍 2025年 年末のご挨拶

皆様、2025年も大変お世話になりました。
ASUCAアイクリニック 仙台マークワン 主任執刀医の野口三太朗です。

2025年を振り返って

本年は、国内外において多くの方々のご支援を賜り、大変実りある一年となりました。

🏆 国際学会での受賞

ASCRS 2025 Los Angeles – 1st Prize 受賞

4月のASCRS 2025 Los Angelesでは、Film Festival Instruments & device/IOLs部門において「Whole New Way to Clean Surgical Sight」で1st Prizeを受賞いたしました。昨年のボストン大会に続き、2年連続でのGrand Prize・1st Prize受賞という栄誉に浴することができ、身の引き締まる思いです。

ESCRS 2025 Copenhagen

9月のESCRS 2025 Copenhagenでは複数の演題を発表いたしました。

3rd KOREA & JAPAN ICL Forum – Appreciation Award 受賞

11月の3rd KOREA & JAPAN ICL ForumではAppreciation Awardを受賞いたしました。

TOHOKU Growth Champion Award 2025

STAAR SURGICAL様よりTOHOKU Growth Champion Award 2025を頂戴いたしました。

📚 学術論文

Journal of Cataract and Refractive Surgery (JCRS)

本年は特に、世界的に権威あるJCRSに、トーリック眼内レンズ手術における新たな手技に関する論文がアクセプトされました。

「Enhancing Visibility and Efficiency in Toric Intraocular Lens Surgery with the Pivot Technique and an Assistant-Mounted Guidance System」

術中の視認性向上と効率化を追求したこの研究が、世界のトップジャーナルに掲載されることは、大変光栄に存じます。

論文・専門誌記事

また、以下の論文・専門誌記事も発表いたしました。

• 眼科手術誌「人工水晶体嚢の新たな展望」
• 眼科手術誌「低濃度笑気ガス麻酔の眼内圧への影響」
• IOL & RS「EDoFレンズの進化」特集
• Journal of Clinical Medicine (MDPI)「Enhanced Monofocal Intraocular Lens with Mini-Monovision」

🎤 学会発表・講演活動

国内学会

国内学会では、第48回日本眼科手術学会学術総会、第129回日本眼科学会総会、第40回JSCRS学術総会等において、多焦点眼内レンズ、人工水晶体嚢、IOL度数計算、笑気麻酔など多岐にわたるテーマでシンポジウム・インストラクションコース・ランチョンセミナーの座長・演者を務めさせていただきました。

国際学会

国際学会では、ASCRS、ESCRS、APAO、ARVOなど主要学会において精力的に発表を行い、日本発の技術と知見を世界に発信してまいりました。

👁️ 臨床活動

日々の診療においては、白内障手術、ICL手術、網膜硝子体手術、眼瞼手術など、一人でも多くの患者様により良い視機能を提供できるよう精進してまいりました。

特に人工水晶体嚢（Artificial Capsular Bag）を用いた新しい治療アプローチは、世界的にも注目を集めており、ギリシャのPallikaris教授らとの国際共同研究も順調に進んでおります。

🙏 御礼

これらの成果は、決して私一人の力ではありません。

当院院長の野口明日香をはじめとするスタッフ一同の献身的なサポート、共同研究者の先生方、学会でご指導くださる諸先輩方、そして何より、私どもを信頼してお越しくださる患者様のお陰です。

また、国内外の企業様、学会関係者の皆様、そしてセミナーや講演にご参加くださった先生方にも、心より感謝申し上げます。

🚀 2026年の抱負

来る2026年も、すでに多くの予定が控えております。

APAO 2026 香港（2月）

大変光栄なことに、複数の重要なセッションにお招きいただいております。

• Invited Speaker（白内障部門）
  「Advanced IOL Fixation Techniques」セッションにて 「Dead Bag Syndrome, Single Piece Acrylic IOL in Anterior Vitreous, a New Capsular Device (FixOflex)」について講演
• 一般演題
  「Visual Performance Comparison Galaxy vs Vivity PC-IOLs」を発表
• Rayner社主催 DINNER SYMPOSIUM
  「Galaxy Spiral IOL Mastery」にて講演

第49回日本眼科手術学会学術総会（1月）

ランチョンセミナー「プレミアムIOL戦国時代〜猛者たちのレンズ選択〜」にて「Vivinex Gemetricの真価〜世界初の三焦点IOLから世界最新の三焦点IOLへ〜」など、10以上の講演予定です。

臨床面

最新の連続焦点眼内レンズ（PanOptix Pro、TECNIS Odyssey™等）やスパイラル型多焦点眼内レンズ（RayOne GALAXY等）の知見を深め、患者様一人ひとりに最適なレンズ選択を追求してまいります。

研究面

人工水晶体嚢（FixOflex等）に関する長期成績の解析、新規IOL度数計算式の開発、トーリックIOL手術のさらなる精度向上、そして笑気麻酔の安全性に関するエビデンスの蓄積に努めます。JCRSをはじめとするトップジャーナルへの継続的な投稿も目指してまいります。

教育面

若手の先生方への技術伝承、国内外での講演活動を通じ、屈折矯正手術・白内障手術の発展に微力ながら貢献したいと考えております。

2025年12月
ASUCAアイクリニック 仙台マークワン
主任執刀医　野口 三太朗

ASUCAアイクリニック　仙台マークワンは、白内障手術（眼内レンズ手術）、硝子体手術、ICL・IPCL、目の周りやまぶたなどを治療する手術専門クリニックです。
当院は、完全予約制ですので予約のページから予約の上お越しください。
ご不明な点がございましたら、LINEやお問い合わせページにて対応しております。

アクセス
宮城県仙台市青葉区中央一丁目2-3 仙台マークワン11F
仙台駅直結徒歩2分