IPCL レンズ度数計算式の誤りを指摘
2024.03.12
医師ブログ 有水晶体眼内レンズ(ICL/IPCL)
IPCLは世界中で百万眼近く?移植されているフェイキクIOLです。国内でも、移植可能としているクリニックはたくさんあります。しかし、レンズ計算式の問題点には誰も気づきもしていなかったようです。
去年の夏、バーサスという院内講演会のため、ICL、IPCLについても臨床データをまとめ、解析した結果、計算式が間違っていることに気づきました。ICLなどのフェイキックIOLのレンズ計算式は理論を考えると比較的簡単?に導くことができますが、それとは違う結果がWEBカリキュレーターでで来ることに気づいたのです。 そのあと、販売メーカーに強くこれを抗議しましたが、問題ないの一点張りです。まあ、よくあることですが、彼らは常に自分が正しく、譲らないです。 Me first ですから。 まあ、それでも、それなりのパイプはあるので、ウィーンに行っている間ひたすらに、どのようにおかしいのかを詳しく説明。 間違っているということというより、僕を信じてくれて、日本向けのカリキュレーターだけとりあえず、修正してもらえることになりました。 大丈夫か?海外ドクター??笑
これでまた、一つ、日本の医療が良くなったかな😌。 是非、何が問題だったか、聞きたい方は学会などで僕を捕まえて聞いてみてください。
手術を受ける患者さんは、しっかり理論、技術のある先生のもとでオペを受けられるようにしてください。根拠のないself-assertionする様なとこは危ないかも。
ということで、日本だけが、うまく導かれることとなりましたが、海外では修正されず。何年後に気づくんでしょ😼
「野口三太朗のブログ」2024.03.12より再掲
https://ameblo.jp/noguchi-ophthalmologist/