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何故眼内レンズ素材で日本が世界最新なのか?

眼内レンズの素材ってこれまた、永久的な課題というか発展余地のある分野です。
ただ素材については、間違いなく日本が最先端であり、国際的に最も高いプライオリティを日本は持っています。

インドでクラレオン ファミリーの眼内レンズ (IOL)を発売しました。
これは、アルコンの「20 年以上にわたる IOL 革新の中で最も先進的な IOL 素材」を特徴としています。
Clarion プラットフォームがインドで老眼矯正 IOL 技術である Clareon PanOptix および Clareon Vivity で利用可能になるってことですね。

クラレオンという素材については、以下。

眼内レンズのページ

簡単にいうと、以前のモデルより明らかにレンズの経年的混濁が少ない、きれいってことが挙げられます。

ただ、日本の眼科医からすれば、クラレオン、インドで今更?? と思われる眼科の先生方が、この記事を見てビックリされるんじゃないかと思います🙃 日本では常識だし、何年前からインプラントとしてるかわからない、何も新しくないと思うのですが、国際的にはやっとインドで始まり始めたレベル。

日本の眼科の先生のレンズ混濁に対する評価は非常にシビアで、濁るレンズは誰も選択しません。 そのような理由から、どこより先に日本で販売を開始するんですね。

海外ではほとんど問題にならないのは、海外ドクターの目は節穴でしょうか?性格の問題でしょうか?

日本は質の高い医療が展開されている証拠☺️

「野口三太朗のブログ」2024.03.17より再掲
https://ameblo.jp/noguchi-ophthalmologist/

ASUCAアイクリニック 仙台マークワンは、眼内レンズ手術、硝子体手術、目の周りのまぶたなどを治療する手術専門クリニックです。
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記事監修者について

野口 三太朗

  • ASUCAアイクリニック 仙台マークワン 主任執刀医
  • 社会医療法人 三栄会 ツカザキ病院 眼科 医長
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

2006年、東北大学医学部卒業。その後、東北大学医学部眼科学教室、ツカザキ病院、石巻赤十字病院眼科などで経験を積む。2021年に大阪大学大学院博士課程修了。2022年、宮城県仙台市に位置する「ASUCAアイクリニック」の主任執刀医を務める。専門分野は白内障手術・網膜硝子体手術。
数万件に上る執刀経験を持ち、海外からの情報をいち早く取り入れ、治療に活かしている。世界初、日本発という臨床研究を多く手がけ、最新技術の導入に努める。
日本眼科手術学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本白内障学会ほかの各会員。医学博士。

免責事項本記事は教育・情報提供を目的としており、個別の医療相談や診断・治療の代替となるものではありません。眼科治療を検討される場合は、必ず眼科専門医にご相談ください。医学情報は日々更新されるため、最新情報の確認も重要です。