ブログ ブログ

眼科手術顕微鏡の視認性は設定で大きく異なる

眼科手術学会2023にて

眼科手術学会2023にて眼科手術顕微鏡の視認性の解析について講演しました。

一番よく見える顕微鏡で綺麗なオペを受けたいと患者さんはもちろん思うでしょうし、術者も見えない顕微鏡でオペはしたくないものです。
大体この分野に関してはフィーリングで比較検討されることがほとんどです。高い顕微鏡を導入しているのでというのは本当なのでしょうか。
こう言ったことは正しく解析評価されるべきと前から思ってました。
ということで、一年ほどかかってしまいましたが、顕微鏡の本当の見え方について解析することができました。
特に今回お話したことは、顕微鏡に搭載するレーザーフィルターとガイダンスシステムの影響です。これは現状として、付けないとオペできません。しかし、これにより大きく顕微鏡機能は低下します。
これをしっかり考慮したセッティングができている施設はおそらく、皆無かと思います。非常にインパクトある話なので、いつか何かにまとめて報告できればと考えてます。

眼科手術学会2023にて

眼科手術学会2023にて

眼科手術学会2023にて

眼科手術学会2023にて

眼科顕微鏡手術で最適な視認性を確保するための基礎知識

「野口三太朗のブログ」より再掲
https://ameblo.jp/noguchi-ophthalmologist/

ASUCAアイクリニック 仙台マークワンは、眼内レンズ手術、硝子体手術、目の周りのまぶたなどを治療する手術専門クリニックです。
完全予約制ですのでこちらのページから予約の上お越しください。
ご不明な点がございましたら、LINEお問い合わせページにて対応しております。

LINE Instagram Facebook

記事監修者について

野口 三太朗

  • ASUCAアイクリニック 仙台マークワン 主任執刀医
  • 社会医療法人 三栄会 ツカザキ病院 眼科 医長
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

専門分野は白内障手術・網膜硝子体手術。
数万件に上る執刀経験を持ち、海外からの情報をいち早く取り入れ、治療に活かしている。世界初、日本発という臨床研究を多く手がけ、最新技術の導入に努める。
日本眼科手術学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本白内障学会ほかの各会員。医学博士。

免責事項本記事は教育・情報提供を目的としており、個別の医療相談や診断・治療の代替となるものではありません。眼科治療を検討される場合は、必ず眼科専門医にご相談ください。医学情報は日々更新されるため、最新情報の確認も重要です。