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ICL手術 内皮細胞減少数31‼️

最近、学会も近づいて来てるし、また、講演もあるので、データをまとめてみました。
色んな先生から僕の術後とてもキレイと言われることが多いのでそれを裏付ける数値を示したい時思います。

角膜内皮細胞というものがあります。角膜という人間で唯一透明な構造組織がありますが、これを透明に維持するのに大事なものです。手術をすることによって減るとされています。加齢でも減っていきます。減らないに越したことが無いです。
ということで、術前の内皮細胞数と手術してから3ヶ月程度経過してからの細胞数のをカウントしました。 2022年4月から2023年11月までのデータです。数百から千近い症例数からのデータで、信頼性は高いです。

ICL手術による 内皮細胞減少数 31±208 cells (1±8%)(平均±標準偏差)

ちなみに私の白内障手術では。。。

内皮細胞減少数 61±248cells (2±9%)(平均±標準偏差)

でした。
凄い少ないです。 検査誤差の範囲くらいの数値です。 つまり、僕のオペでは内皮細胞数は全然落ちないってことが証明できました。 数値で確認するとホッとします🙃

「野口三太朗のブログ」2023.12.20より再掲
https://ameblo.jp/noguchi-ophthalmologist/

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記事監修者について

野口 三太朗

  • ASUCAアイクリニック 仙台マークワン 主任執刀医
  • 社会医療法人 三栄会 ツカザキ病院 眼科 医長
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

2006年、東北大学医学部卒業。その後、東北大学医学部眼科学教室、ツカザキ病院、石巻赤十字病院眼科などで経験を積む。2021年に大阪大学大学院博士課程修了。2022年、宮城県仙台市に位置する「ASUCAアイクリニック」の主任執刀医を務める。専門分野は白内障手術・網膜硝子体手術。
数万件に上る執刀経験を持ち、海外からの情報をいち早く取り入れ、治療に活かしている。世界初、日本発という臨床研究を多く手がけ、最新技術の導入に努める。
日本眼科手術学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本白内障学会ほかの各会員。医学博士。

免責事項本記事は教育・情報提供を目的としており、個別の医療相談や診断・治療の代替となるものではありません。眼科治療を検討される場合は、必ず眼科専門医にご相談ください。医学情報は日々更新されるため、最新情報の確認も重要です。