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IPCL レンズ度数計算式の誤りを指摘

IPCLは世界中で百万眼近く?移植されているフェイキクIOLです。国内でも、移植可能としているクリニックはたくさんあります。しかし、レンズ計算式の問題点には誰も気づきもしていなかったようです。
去年の夏、バーサスという院内講演会のため、ICL、IPCLについても臨床データをまとめ、解析した結果、計算式が間違っていることに気づきました。ICLなどのフェイキックIOLのレンズ計算式は理論を考えると比較的簡単?に導くことができますが、それとは違う結果がWEBカリキュレーターでで来ることに気づいたのです。 そのあと、販売メーカーに強くこれを抗議しましたが、問題ないの一点張りです。まあ、よくあることですが、彼らは常に自分が正しく、譲らないです。 Me first ですから。 まあ、それでも、それなりのパイプはあるので、ウィーンに行っている間ひたすらに、どのようにおかしいのかを詳しく説明。 間違っているということというより、僕を信じてくれて、日本向けのカリキュレーターだけとりあえず、修正してもらえることになりました。  大丈夫か?海外ドクター??笑

これでまた、一つ、日本の医療が良くなったかな😌。 是非、何が問題だったか、聞きたい方は学会などで僕を捕まえて聞いてみてください。

手術を受ける患者さんは、しっかり理論、技術のある先生のもとでオペを受けられるようにしてください。根拠のないself-assertionする様なとこは危ないかも。 

ということで、日本だけが、うまく導かれることとなりましたが、海外では修正されず。何年後に気づくんでしょ😼

「野口三太朗のブログ」2024.03.12より再掲
https://ameblo.jp/noguchi-ophthalmologist/

ASUCAアイクリニック 仙台マークワンは、眼内レンズ手術、硝子体手術、目の周りのまぶたなどを治療する手術専門クリニックです。
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記事監修者について

野口 三太朗

  • ASUCAアイクリニック 仙台マークワン 主任執刀医
  • 社会医療法人 三栄会 ツカザキ病院 眼科 医長
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

2006年、東北大学医学部卒業。その後、東北大学医学部眼科学教室、ツカザキ病院、石巻赤十字病院眼科などで経験を積む。2021年に大阪大学大学院博士課程修了。2022年、宮城県仙台市に位置する「ASUCAアイクリニック」の主任執刀医を務める。専門分野は白内障手術・網膜硝子体手術。
数万件に上る執刀経験を持ち、海外からの情報をいち早く取り入れ、治療に活かしている。世界初、日本発という臨床研究を多く手がけ、最新技術の導入に努める。
日本眼科手術学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本白内障学会ほかの各会員。医学博士。

免責事項本記事は教育・情報提供を目的としており、個別の医療相談や診断・治療の代替となるものではありません。眼科治療を検討される場合は、必ず眼科専門医にご相談ください。医学情報は日々更新されるため、最新情報の確認も重要です。