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最も新しい多焦点眼内レンズ、人工水晶体嚢 in 高知オフサルミックセミナー

高知オフサルミックセミナー

2023.1.21に高知県眼科医会主催のセミナーに呼んでいただき、講演してきました。直前まで現地開催で楽しみにしてたのですが、コロナでwebとなってしまいました。高知の先生方に会いたかった。。。

内容は

多焦点眼内レンズ、国際的に三焦点以上が基本となり、二焦点眼内レンズはほぼ使われなくなってきています。その理由として、視力、コントラスト、眼鏡装用率でも三焦点以上が二焦点に勝るという臨床結果が理由として私の研究からわかってきました。

そしてもう一つの大きな多焦点の波がプレミアムモノフォーカル、EDOFです。

数年前に一度トレンドとしてやってきたEDOFですが、各企業かその技術を手に入れて、今や、それがない会社は乗り遅れていると言っても過言ではないでしょう。特に成績が良いのがリバースEDOFです。多焦点としての憂いを払拭しています。

最後に人工水晶体嚢

これはあまりにもインパクトが大きく、成績も現状良すぎるくらい良い。 嚢が濁らない、癒着しないということがこんなにも所見として綺麗なのかと毎日思います。臨床的に屈折もほぼ従来通りで問題ないです。早く、CEマーク取れると良いなと思います。

手術学会直前での講演でしたが、沢山の先生方が参加されており、私自身も大変勉強になりました。
過去、高知オフサルミックセミナーでは、阪大の西田教授、前田教授など日本を代表する先生方が講演されている由緒ある会の様です。そこにお呼びいただくというのはとても光栄なことです。
今後ともいろいろなことを発信していけたらと思います。

高知オフサルミックセミナー

高知オフサルミックセミナー
高知オフサルミックセミナー

「野口三太朗のブログ」より再掲
https://ameblo.jp/noguchi-ophthalmologist/

ASUCAアイクリニック 仙台マークワンは、眼内レンズ手術、硝子体手術、目の周りのまぶたなどを治療する手術専門クリニックです。
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記事監修者について

野口 三太朗

  • ASUCAアイクリニック 仙台マークワン 主任執刀医
  • 社会医療法人 三栄会 ツカザキ病院 眼科 医長
  • 日本眼科学会認定 眼科専門医

専門分野は白内障手術・網膜硝子体手術。
数万件に上る執刀経験を持ち、海外からの情報をいち早く取り入れ、治療に活かしている。世界初、日本発という臨床研究を多く手がけ、最新技術の導入に努める。
日本眼科手術学会、日本白内障屈折矯正手術学会、日本白内障学会ほかの各会員。医学博士。

免責事項本記事は教育・情報提供を目的としており、個別の医療相談や診断・治療の代替となるものではありません。眼科治療を検討される場合は、必ず眼科専門医にご相談ください。医学情報は日々更新されるため、最新情報の確認も重要です。