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白内障手術で知っておくべき知識 レンティスコンフォート

\ レンティスコンフォート /
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白内障手術で知っておくべき知識 レンティスコンフォート

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僕の手白内障手術する時って必ず眼内レンズが目の中に移植されます。
必ずです。
そのレンズがめちゃくちゃ沢山ある事はあまり、一般の方は知らないかも知れません。ネットに流れてる情報は正確性に欠けるところがあります。販売業者ですら、海外を含めて、間違った情報を流してしまっている事は多々あります。これは、とても話は単純で、とても難しい話で、理解が及ばないことに起因しています。開発した人間1人は理解しているが、それ以外は結局よくわかってない、根拠のない資料が、出回るという構図が発表します。眼科医すらも惑わされるために、ホームページ内容もおかしくなり、それをみた一般の方も変な情報獲得してしまったりします。

前置き長くなりましたが、ちょうど3年位前?4年前?なのかな? レンティスコンフォートが保険適応として販売されたのは。学会でも毎回講演させてもらってますが、この写真は名古屋で講演に呼ばれた際の写真ですね。懐かしい。その時についでに、前々から是非来てほしいって言われてた、愛知医大にも遊びに行きました。

白内障手術で知っておくべき知識 レンティスコンフォート
白内障手術で知っておくべき知識 レンティスコンフォート
白内障手術で知っておくべき知識 レンティスコンフォート
白内障手術で知っておくべき知識 レンティスコンフォート

名古屋でレンティスコンフォートの講演させていただいた時、凄い沢山の先生方が聞きにこられてました。名古屋は眼科沢山あって、とても皆さん熱心な地域だと思います。

僕の場合、基本、レンズ実験を行い、理論的な計算解析を行い、臨床成績を解析するという事をやります。そして、それについて講演を行い、論文雑誌に結果などを書きます。
レンティスコンフォート、参天製薬は国内でとてもすごい事をやりました。レンティスコンフォートは多焦点眼内レンズなのに、保険診療に組み込まれたのです。しかし話は単純ではなく、いい点も悪い点もあります。焦点深度が深くなりますので、老眼鏡の装用は少なくなります。しかし、完全離脱率は50%弱です。レンズそのものが乱視を持つので、乱視矯正方法がやや難しく、若干玄人向け仕様になっている、グレアが出る、屈折の変化がある、レンズの回旋があるなどなどです。レンズは患者さんの眼に合うかどうかのクセがあり、データを読まなければ、それは難しいです。 ネットで見たから、という理由でだけで、端的にこのレンズに決めたというのはまずいこともありますね😌。
かつ、近年、私の研究で、このレンズは移植方法で結構視力などが大きく違ってきていることが判明しております。これはまだ、未発表なのでこれについては誰も知らないでしょう。そのうちどこかで論文などで書きたいと思ってます。

次は何のレンズについて書こうかな??アイハンスにしようかな😎

 

「野口三太朗のブログ」より再掲
https://ameblo.jp/noguchi-ophthalmologist/