眼内レンズ 眼内レンズ

miniwell ミニウェル

基本情報

メーカー SIFI社 (イタリア)
CEマーク取得 2017年
※CEマークとはすべてのEC加盟国の基準に適合している商品であることを示すマークです。
種類 多焦点眼内レンズ
トーリック あり

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※「実臨床、自験例」は臨床結果を元にした、当院主任執刀医:野口三太朗医師独自の情報です。医師紹介を見る

メーカー情報

構造&焦点
累進焦点 焦点拡張
∞~45cm
エネルギー配分
遠~中への連続配分
光学ロス 5~6%
特徴
2017年CEマーク取得。球面収差を利用して連続的にピントの合う幅を広げるEDOF(焦点拡張)構造。ピントを振り分ける回折型と違い、特に遠~中までの見え方が自然で単焦点レンズと遜色ないコントラスト感度やシャープさがあり、暗所や暗がりでのハロー・グレアも出にくいため、夜間運転される方の選択肢になる。
イタリアSIFI社製。イタリアからの直輸入となります。
暗所ハローグレア
かなり 少ない
選定療養
×

世界で最初に開発されたプログレッシブ(累進焦点)眼内レンズです。
球面収差を利用して遠方・中間・近方までスムーズな見え方を実現しており、従来の屈折型や回折型多焦点眼内レンズに比べ、コントラスト感度の高い質の見え方が得られます。

特に暗所でのハロー・グレアがほぼないため、夜間運転が必要な方や暗いところでの作業が多い方に適しています。 遠方から40~50cmぐらいまでギャップのない自然な見え方で、姿勢を良くした状態でのパソコン作業やデスクワークはよく見えますが、それより手元側の20~30cmになるとピントが合いにくくなります。元々が近視で読書などでかなり近づけて見る癖のあった方は、姿勢をよくしてやや離し気味に見てもらうか、必要に応じて度数のゆるい老眼鏡を使っていただくと良いでしょう。

ミニウェル挿入後、1週間の夜間の見え方のイメージ

実臨床、自験例

遠方から40~50cmぐらいまでフォーカスはあるが、それより手元側の20~30cmになるとピントが合いにくくなる。SIFI社の公式情報によれば、中央部に特殊な球面収差制御技術を用いた屈折型EDOFレンズである。光学部は6.0mmで、中央3mmの領域に3つの光学ゾーンを持つ独自の「Progressive Vision Technology」を採用している。
臨床試験では、瞳孔依存性が強く、近方は弱め。 遠方がときにデフォーカスすることがある。グレアが少ないのが特徴。若年者に用いやすい。

メリット
  • グレア、ハローが少なめ
  • 患者選別により視機能は異なるが、EDOFの中で加入強め
デメリット
  • コントラストがやや不良
  • 適応患者選別が必要
  • レンズ長径が短い
  • 近方弱め
  • 親水性アクリル
  • 瞳孔依存性強い