眼内レンズ 眼内レンズ

Clareon IOLクラレオン アイオーエル

基本情報

メーカー 日本アルコン株式会社 (日本)
発売年 2021年
種類 単焦点眼内レンズ
トーリック あり

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※実臨床、自験例は臨床結果を元にした野口三太朗医師独自の情報です。

メーカー情報

Clareon IOL(クラレオン アイオーエル)は、日本アルコン株式会社から2021年に発売された、保険適応の単焦点眼内レンズです。

Clareon IOLは、アルコン社の従来の単焦点眼内レンズ、AcrySof IQからレンズデザインを継承しつつ、長期的透明性を追求した素材に刷新した、非球面眼内レンズです。

Clareon IOLの特長は、幅広い患者様へ高いコントラスト感度を提供しつつ、なだらなか焦点深度曲線により、ある程度良好な中間視力を提供できる点です。人水晶体の分光透過特性に似せた着色を施しており、術後の自然な見え方が期待できます。そしてアルコン社製シングルピース眼内レンズ全般の特長である、良好な術後屈折安定性と後発白内障抑制効果も有しております。

透明性の追求-グリスニング抑制

良好な屈折安定性:他社IOLとの比較

Clareon IOLのPCO抑制効果

予測可能な術後屈折:実証されたプラットフォーム

中間視力(66cm)

Toric乱視用

Clareon Toric IOL(クラレオン トーリック アイオーエル)は、日本アルコン株式会社から2021年に発売された、保険適応の乱視用単焦点眼内レンズです。

Clareon Toric IOLは、アルコン社の従来の単焦点眼内レンズ、AcrySof IQからレンズデザインを継承しつつ、長期的透明性を追求した素材に刷新した、非球面眼内レンズです。

Clareon Toric IOLの特長は、角膜乱視を約1Dから約4Dまで矯正可能な幅広いラインナップを持つことと、術後の軸安定性の高さです。乱視用眼内レンズにおいて、術後に1度の軸回旋が起こると、乱視矯正効果は約3.3%減弱してしまいます。
Clareon Toric IOLは術後半年での軸回旋が平均2度と軸安定性が高く、乱視矯正効果を維持することが期待できます。そしてアルコン社製シングルピース眼内レンズ全般の特長である、良好な術後屈折安定性と後発白内障抑制効果も有しております。

●Clareon Toric IOLの軸安定性
術翌日:95%で軸回旋が5度以内、術後半年:平均2度の軸回旋

実臨床、自験例

メリット・デメリット

●メリット
  • 保険適応である
  • 長期的に透明性が高いIOLである
  • モールディングである
  • 素材として非常に柔らかい
  • 乱視矯正の設定、強度近視遠視の度数範囲が広い

    以下トーリック
  • 保険適応である
  • 角膜乱視を約1Dから約4Dまで矯正可能な幅広いラインナップを持つ
  • 術後半年での軸回旋が平均2度と、軸安定性が高い
●デメリット
  • 近方視力は弱く、眼鏡が必要となる
  • 素材として非常に柔らかい

    以下トーリック
  • 近方視力は弱く、眼鏡が必要となる