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LENTIS Comfortレンティス コンフォート

基本情報

メーカー 参天製薬株式会社 (日本)
発売年 2019年
種類 多焦点眼内レンズ
トーリック あり

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※実臨床、自験例は臨床結果を元にした野口三太朗医師独自の情報です。

メーカー情報

構造&焦点
分節屈折型
2焦点
∞・66cm
エネルギー配分
遠60%
中40%
光学ロス 少ない(非公表)
特徴
LENTIS Comfort(レンティスコンフォート)は参天製薬株式会社から2019年に発売された、国内唯一の保険適応の多焦点眼内レンズです。
独自の+1.5D加入のDual Monofocal Design(異なるふたつの単焦点機構)がもたらす
◆良好な遠方・中間視力
◆不快な自覚症状の抑制
◆焦点深度の拡張
により、眼鏡装用率の軽減など単焦点IOL適応患者様の“より快適な”生活シーンに貢献します。
暗所ハローグレア
少ない
選定療養
×

LENTIS Comfort(レンティスコンフォート)は参天製薬株式会社から2019年に発売された、国内唯一の保険適応の多焦点眼内レンズです。

レンティス コンフォートは、
独自の+1.5D加入のDual Monofocal Design(異なるふたつの単焦点機構)がもたらす、
◆良好な遠方・中間視力
◆不快な自覚症状の抑制
◆焦点深度の拡張
により、眼鏡装用率の軽減など単焦点IOL適応患者様の“より快適な”生活シーンに貢献します。

レンティス コンフォート明視域イメージスライド

参考資料
参考資料

Dual Monofocal Designでは、光学的なエネルギーロスを抑制することで、術後のハロー/グレアの発現が少ないと期待されます。中間用ゾーンを独自の扇型デザインとすることで、遠用/中間用ゾーン移行部は一本のラインのみとなるため、光学的なエネルギーロスが相対的に抑制されると考えられます。

レンティス コンフォートエネルギー配分イメージスライド

●全距離視力

5m~70cmまでは単焦点IOLとは差がありませんが、70cmより近方になると単焦点IOLに比べて明視域が広がります。

レンティス コンフォート全距離視力

●近用眼鏡使用率

レンティス コンフォートにおける明視域の拡大は、近用眼鏡使用率の低下に反映されます。レンティス コンフォート挿入者の約半数で近用眼鏡の不使用が期待できます。

レンティス コンフォート近用眼鏡使用率

Toric乱視用

レンティスコンフォートトーリックでは、角膜乱視の軽減に伴う、さらなる視機能の向上が期待されます。

  • ●臨床試験結果よりレンティス コンフォートトーリック臨床試験結果より
  • ●遠方裸眼視力分布レンティス コンフォートトーリック遠方裸眼視力分布

レンティスコンフォートトーリックを使用し、乱視を低減することで、より良好な裸眼視力が期待できます。

実臨床、自験例

メリット・デメリット

●メリット
  • 保険適用の低加入二焦点眼内レンズである
  • 若干、焦点の深度拡張が期待できる
  • トーリックモデルがある
●デメリット
  • レンズの回旋が大きく発生することがある
  • 屈折誤差が発生することがある
  • レンズ素材が親水性アクリルである
  • 近方は眼鏡が必要となる場合がある
  • 眼の状態によって適用にならないケースがある