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TECNIS Optiblue 1-Pieceテクニス オプティブルー ワンピース

基本情報

メーカー Johnson & Johnson VISION社 (アメリカ)
発売年 2013年
種類 単焦点眼内レンズ
トーリック あり

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※実臨床、自験例は臨床結果を元にした野口三太朗医師独自の情報です。

メーカー情報

TECNIS Optiblue 1-Piece(テクニス オプティブルー ワンピース)は、AMO株式会社から2013年に発売された単焦点眼内レンズです。

TECNIS OptiBlue 1-Pieceは、高品質な視機能を提供する、非球面着色眼内レンズです。グリスニングが発生しにくく、UVと紫色光をカットする疎水性アクリル素材が採用されています。角膜の球面収差をほぼ0に低減して、鮮明な視機能が提供されます。360°にわたるシャープエッジと嚢内3点固定により、長期にわたるPCO抑制と嚢内安定を実現します。

特にグリスニングの少なさや、コントラスト感度について良好な報告が多いです。グリスニングについては、過酷な環境下に長時間さらす加速劣化試験の結果、ほとんど発生しなかったことが報告されています。コントラスト感度については、他IOLと比べて良好な結果が得られており、鮮明な視機能が得られています。

●加速劣化試験の結果(ZCB00はTECNIS 1-Piece)

●コントラスト感度(ZCB00VはDCB00Vのレンズ単体)

Toric乱視用

予定軸からの軸ずれの結果AMOのtoricは2019年に改良され、現在はtoricⅡとなっています。ToricⅡはフロスト仕上げのループとなっており、摩擦力向上が期待できます。単焦点眼内レンズ、多焦点眼内レンズ共に採用されています。

術後3カ月での軸ずれは3°以内に収まり、旧型のtoricと比較すると優位に改善された報告があります。

●予定軸からの軸ずれの結果 予定軸からの軸ずれの結果

実臨床、自験例

メリット・デメリット

●メリット
  • テクニスプラットフォーム
  • オプティブルー着色により、コントラスト、視力が良好
  • IOL混濁が発生しにくい
●デメリット
  • リムが有り、Dysphotopsiaが出ることがある